将来のことを考えて不安になるときがある。だが、一・二年生にとって、就職はまだ現実のことではない。「本当にやりたいことは簡単に見つからないもの。逆に開き直って、精神的に落ち着いていたほうがいい」。本学OGでキャリアカウンセラーの佐藤敏子氏は、個人の生涯にわたる職業設計を支援するキャリアカウンセラーだ。 「自分自身を見つめ直すことがいちばん大事。そのための時間を意識してつくりだすこと」。多くの学生が就職活動を始めるのは三年の秋。今から何かできることはあるのだろうか。

  「まず自分はどう生きたいか?働くことを人生の中でどのように位置づけていくかを考えること。要は自分はどうしたいかということをはっきりさせる。その上で本を読んだり、他者との対話を通して、自分を確立していくこと」。

  今の時期は就職のために特別なことをする必要はない。むしろ日々の生活の中で友人と出会い、共に学び,語り合う ことで自分自身をつくる。自分自身を見失わないような生活を送ればよい。 「夢を持っている人は、諦めないで目標に向かって行けばいい。見つからない人は、自分の興味のあることを徹底的に見つけてみる。その間にやりたいことのヒントが見つかるのではないでしょうか」。 そのひとことで不安が解消される。毎日のつみかさねが大事だと気がつく。何も焦ることはない。 「たくさんの道が目の前に開かれていて、いろんな可能性があると思って日々を過ごしてほしいと思いますね」。

 



 

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