陸さん 法政大学経済学部大学院修士課程一年


■大学院へ
 の陸さんは「今の勉強を中途半端で終わらせたくなかった」と、就職の道を選ばずに進学として大学院を選んだ。現在は、研究室に入り勉強に多忙な日々を送る。  「もっと専門的に勉強したい。福祉政策を学んで行政関係の仕事がしたい」  秀でて成績優秀だった彼は、奨学金を元手に日々の生活をまかなっている。「奨学金は、やはり国へ還元する義務がある。将来は韓国にもどり福祉政策を行政としてやりたい」。

■現状は
 「四年間もの学生生活はいろいろあります。やっぱりね。留学生は、ほとんどが母国に帰って就職します」。ほんの一握りの就職を目指し、理想と不安感とを共にし、日々の大学生活を送る。そして挫折する留学生は少なくない。
 社会、そして就職に大学の専攻専門を生かすには、学部生では限界もある。厳しい就職を現前にして、学業や将来へのモチベーションを保つのは容易ではない。さらには就業と直結しない専門性を持つ、日本の大学教育システムも相まって、学生生活の中で自戒との葛藤を繰り広げている。結果的に四年間の学生生活で専門性を持てないまま、語学のスキルしか身に付けられない留学生も多い。日本の次はアメリカに留学するなど、語学に幅を持たせる人が増えている。  「外国で働く事」。皆、様々な思いを抱えている。

 



 

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