SARS 本学の対応厳重化

危険地域への留学・渡航原則禁止


 本学ホームページでは、五月一日より、SARS(重症急性呼吸器症候群)伝播地域への留学や渡航に対する勧告文書を掲載していたが、六月十二日には「緊急連絡」というかたちで、これまでより一層厳重な対応を発表した。

 検討中とされていた危険地域への留学は、原則禁止となった。これには国際文化学部のSA(スタディ・アブロード)プログラムや派遣留学、自費留学などが含まれる。ただし、これは現時点での対処であり、今後の状況によっては変更される。危険情報が解除された場合は禁止措置を解除し、新たに出された場合はその都度対応するとしている。また、最終決定時期は留学の出発時期に合わせて設定するそうだ。留学以外の渡航についても同様の扱いであり、計画の中止や延期を呼びかけている。 なお、やむを得ず対象地域に渡航する場合には、行き先や期間、理由、連絡先を大学に届け出なければならない。 

 危険地域からの研究員や外国人教師、留学生の受け入れも原則禁止になった。やむを得ない場合は、来日後十日間の待機期間を設け、健康状態の安全が確認されてからの来校となる。対象地域から来日した場合や、来日した人と接触した場合にも同様の対応である。

 SARSの拡大は収束に向かっているとの見方もあるが、夏期休暇を前に、大学側もより慎重な対応を迫られたようだ。危険地域の情報は、外務省の海外安全ホームページを参照するよう呼びかけている。

 ※外務省ホームページ http://www.pubanzen. mofa.go.jp/

 

 



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