元本学法学部教授・思想家

「藤田省三さんを偲ぶ会」行われる


 六月二十九日、本学市ヶ谷キャンパス八三五教室にて、「藤田省三さんを偲ぶ会」が行われた。会には三五〇人以上が出席し、会場はほぼ満席となった。藤田氏は十年間の闘病生活を経て、五月二十八日に肺炎で亡くなった。享年七十五歳。三十日に密葬を済ませている。

 成澤光法学部教授の司会の下、療養経過報告、追悼のことば、追悼歌、メッセージ代読と続き、最後には黙祷を捧げ、春子夫人のことばで会は終了した。

 藤田氏は、一九二七年愛媛県生まれ。東京大学法学部卒業。一九五三年から、途中十年の中断をはさみ、一九九三年まで本学法学部教授として、政治思想を講義した。丸山真男氏の学問的系譜を受け継ぎ、天皇制の精神構造の分析で知られている。代表著作に『天皇制国家の支配原理』(未来社)、『維新の精神』(みすず書房)、『藤田省三著作集』(みすず書房)などがある。

 

 



COPYRIGHT(C)法政大学新聞学会

このホームページにおける全ての掲載記事・写真の著作権は法政大学新聞学会に帰属します。

無断転載・流用は禁止します。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送