現代福祉学部で出題ミス 
十六人が追加合格、それぞれにおわび料十万

 新聞各社の報道によると、大学は五月十六日、市ヶ谷校舎において、二月九日に行われた現代福祉学部の入学試験で出題ミスがあり十六人の追加合格があったことを発表した。
 ミスがあったのは選択問題の『政治・経済』で、一九七四人の受験者のうち一四五人が選択している。改めて合否判定を行った結果、十六人の追加合格が判明し、対象者に対し、十五日付で合格通知書とお詫びの文書を郵送した。また、お詫び料として全員に十万円を支払うとしている。
 入学希望者に対しては、前期授業料の三十万六千円から二十万円を減額する。すでに四月から他大学や予備校に入学している者については、授業料等を全額補償し、その他、教科書代などの諸費用も補償する。
 出題ミスは五月八日に受験関係出版社からの指摘で発覚した。
 指摘があったのは五つの文章のうちから正解を三つ選択する設問。本来は正解であった文の中で、主要国首脳会議(サミット)の最初の開催年を『一九七五年』とするところを『一九七四年』と誤記。原稿の段階では正しかったが、校正刷りの際に間違え、見逃したと言う。
 会見した清成忠男総長は「あってはならないミスで大変申し訳ない。今後このようなことのないよう万全の体制を検討したい」と語った。

 

 



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