経営学部の元兼任講師である柳瀬雄二氏が、論文盗作の事実が判明したため二000年十一月八日付で懲戒解雇処分を受けていたことが明らかとなった。

 論文盗作の事実について、経営学部長は「盗作の事実を調査、確認した。また本人もこれを認めた」という。

 この事実の経緯は、盗作された著作権者側から大学に対して事実の指摘があり、論文の調査及び本人に対する調査を行った結果、発覚した。大学は事件発覚後、速やかに必要な措置を取ったという。

 また、著作権者と柳瀬氏との間においては和解が成立しており、大学は著作権者のプライバシーに対しては一切公表できないとしている。

 この事件についての今後の対応として、「論文の著作権を尊重することは、専任、兼任を問わず当然の義務であり、今後このようなことが再発しないよう教授会において各自のなお一層の自覚を求めた」とコメントしている。

 柳瀬氏は外国語経営学、中小企業論演習の講師を務めており、後期途中で突然解任されたことについて疑問に感じる学生が多かったという。経営学部内でも「驚天動地の心境」とのことであった。

 

  


 

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