九月二十一日午後二時すぎ、市ヶ谷ボアソナード・タワー二十六階スカイホールに黒ヘルメット、黒装束を身に付けた者約二十人が押し入り、ペンキをばら撒くなどの騒ぎがあった。この日スカイホールでは、日本私立大学連盟創立五十周年記念の市民公開講座が行われていたが、講座は中止となった。 犯人らは約百人の参加者らに向けペンキを頭からかけたり、消火器を噴射していた。 講座の参加者のなかに清成忠男本学総長をはじめ、奥島孝康早稲田大学総長や、オリックスや日本アイ・ビー・エムといった企業の会長らが含まれていた。 大学側は、「私大連盟が主催かつ、一般市民を対象としたシンポジウムで、このような行為は看過できない。主催者の私学連盟と建物管理者の本学は被害届を直ちに出し、警察は捜査を始めている」と二十二日付けで見解のビラを出し、同日付けで本学ホームページ上で総長名の「お詫び」文を発表した。 また、掲示、配布された大学側の見解ビラのなかで「犯人の学生が犯行後、学生会館に逃げ込んだ」としているが、学生会館学生連盟幹部は、「黒装束の覆面姿とするだけで学生会館の人間だと決め付けるのはおかしい」としている。

 

  


 

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