今年もついに野球の季節がやってきた。今年度の東京六大学野球リーグは四月十四日に開幕する。法大は二季ぶりの優勝を目指してシーズンに臨む。今季のチーム状況から優勝を占ってみた。

 投手陣は、昨年獅子奮迅の活躍を見せた土居(三年)が健在だ。後藤(三年)とともにアマ日本代表に選ばれ、先月台湾で行われたアジア選手権に出場した。今季はより高いレベルを目指して、二季連続の最優秀防御率、最多勝を狙う。昨年の春季に優勝に大きく貢献したものの、昨季はケガで試合に出られなかった亀川(三年)も復活。これに加えて、昨季防御率二位の奈須(三年)も安定した力を見せている。また、新入生の中では、松坂大輔(現西武)の弟の松坂恭平(都立篠崎高出身)が注目を集めるだろう。

 打撃陣は昨年主軸を担った廣瀬、阿部、日橋らが抜け、力不足は否めない。昨春三冠王を獲得し、秋も首位打者と打点王の二冠に輝いた後藤が四番に座るオーダーが予想される。他に、清水(明)(四年)や青山(四年)、澤村(三年)ら昨年出場試合の多かった選手も主力を担う。新主将田中(公)(四年)の奮起も期待される。また、最近伸び盛りなのが河野(三年)で、今年に入ってから急激に伸びてきている。

 今年は各大学とも絶対的に信頼できる投手がいるため、投手戦が予想される。そのため、打撃陣は少ないチャンスを生かすそつのない戦術が必要になってくる。また、昨季はエラーが多く、ささいなミスが勝敗を決めることもあった。一つ一つのプレーを確実にこなしていけば、優勝に最も近い存在といえる。あとは、勝負どころの試合をきっちりと取っていくことが優勝への道となるだろう。

 神宮での法大の最初の試合は第二週の東大戦。試合は二十一日午後0時から。スタンドで応援団や友達とともに母校を応援し、勝利した時の喜びは行ったものにしかわからない。まずは土日に神宮球場へ足を運んでみてほしい。きっとあなたの心の中の情熱がかきたてられるだろう。

 

  


 

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