W杯がやってきた


 

 五月三十一日、アジア初開催の日韓共同FIFAワールドカップ(W杯)が開幕した。代表チームの歴史的活躍に日本中が興奮に包まれた一ヶ月。法大ではキャンパスごとにW杯に対する取り組みも異なったようだ。

  多摩キャンパスでは、エッグドームのカフェのテレビで連日試合の放映が行われた。普段は普通サイズのテレビだったが、トルコ戦ではスクリーンを借りてきて、大画面で放映した。これは社会学部の岡野内正教授ゼミのサブゼミによる企画で、当日は百五十人ほどが集まり、応援に熱が入った。観戦していた学生は「日本が負けてしまったのは残念だけれど、応援はとても盛り上がって楽しかったです」と話した。

 市ヶ谷キャンパスでは、特に大きな画面は用意されなかった。昨年の五月から六月にかけて開催されたコンフェデレーションズカップの際は、ボアソナードタワー一階にある大画面で日本戦を一度だけ放映した。およそ四百人もの学生が集まり、試合を観戦したという。しかし、大学側の予想の範囲を越えた人数であり、トラブルが起こってしまった。その為、今回のワールドカップの期間には「危機管理体制等問題が多い」との判断から放映の予定は立てられず、学生部窓口にもその旨の掲示をし、学生に呼びかけた。

 それでもサッカーを見たい学生は、五十八年館一階のホールの小さなテレビの前に大勢集まり、試合を観戦した。「日本戦も全てここで見た。日本の活躍に興奮した」と言う学生は、「家にいて一人で見るよりはいい」と学校にやって来たそうだ。ここではサッカー好きな人もそうでない人も、世界のスーパープレーを見ようと、連日試合を眺めている様子が見られた。

 小金井キャンパスでは、学生ホール、マルチユースホールのテレビで試合が放映された。日本の試合がある日には、多くの学生が一時間以上前から良い席を確保しようと、テレビの前を陣取った。試合が始まると、全員の目がテレビに釘付けになり、日本の活躍に、歓声があがった。教職員たちもそわそわしていたとか。

 

 


   

 

COPYRIGHT(C)法政大学新聞学会

このホームページにおける全ての掲載記事・写真の著作権は法政大学新聞学会に帰属します。

無断転載・流用は禁止します。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送