リベンジ果たし全国V2目指す


 

 準硬式野球部は、六月十六日の閉会式をもって、平成十四年度東京六大学春季リーグ戦全日程を終了した。法大は全勝で、見事に二季ぶり三十三回目の優勝を成し遂げた。今後は、八月十九日から開かれる全国選手権大会へ東京六大学代表として出場し、全国大会二連覇を目指す。

 

 今季の法大はまさに、向かうところ敵なしだった。今季五勝負けなしと絶好調だった関口(三年)を始め、高橋(一年)、村本(二年)、笠井(一年)と投手陣が充実。投手が相手を翻弄すれば、打線もこれに応えた。畠山浩司(三年)は打率五割二分六厘で首位打者を獲得。次席の畠山直人(三年)も五割と当っており、一チーム、十試合で合計一〇四点を挙げた打線は相手投手にとって相当な脅威となったであろう。

 昨秋は、優勝に王手をかけながら、最終戦で勝ち点を落とし、泣く泣く王座の地位を立大に明け渡した。第二週はこの最終戦の相手だった明大。今季の法大は、一味違っていた。第一戦は、昨秋最後の最後で明大に黒星を喫した法大のエース関口と明大先発・柳野の投手戦になるかと思われた。しかし、チャンスを作ったのは他ならぬ、関口だった。序盤に取った一点を守る法大は、丸山・関口の連続二塁打で一点を追加。さらに大砲・畠山(浩)が適時打を放ち一点追加。三―〇で明大を完封した。第二戦も高橋・村本・笠井と小刻みな継投で明大打線に的を絞らせず、六―三で二連勝。昨秋のリベンジを果たした。

 そして順調に勝ち進んだ最終戦。相手は昨秋の王者・立大。全勝で王座奪回を飾りたい法大の先発は高橋。高橋は一年生ながら、ここまで、四試合に登板。四勝を挙げているが、まだ完投はない。二点を先制しながら五回に同点にされたが、高橋は落ち着いて、味方の援護を待った。これに応えた打線は七回、一死二、三塁のチャンスに畠山(直)・城座のスクイズ、大川の犠打で三点追加。さらに八回には畠山(浩)の本塁打で立大を突き放した。高橋は立大打線を二点に抑え、今季初完投で関口と並ぶ五勝目を挙げた。

 今後の法大は、八月十九日から行われる全国選手権に向けて、調整が続けられる。どんな相手がきても、王者の意地を見せるナイン。再び優勝旗を法大に持ち帰ってくることが期待される。                 

 

 


   

 

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