新入団発表 記者会見

西部ライオンズ


 

 12月10日、西武ライオンズ2002年新人選手入団発表が西武ドーム横、球団事務所にて行われ、多くの報道陣が集まる中、各選手がプロへの抱負を語った。ライオンズは今年度のドラフト会議で五選手を獲得しており、法政大学からは、後藤武敏選手(文・4)の自由獲得枠での入団が決定した。

 最初に挨拶で「1日も早く(横浜高校時代、チームメイトとして甲子園でプレーした)松坂とグラウンドでハイタッチしたい」と抱負を語るが、その表情は伊原監督の隣で終始緊張気味だった。各選手の挨拶が終わり、続いて代表質問が行われた。  

 以下、NHKによる後藤選手への代表質問

──ライオンズに入団して

「この日を迎えて、改めて憧れだった西武でプレーできる喜びを噛みしめています」 ──伊原監督の印象は 「いつもテレビで拝見するだけだったのですが、実際隣りにいるとドキドキします」

──横浜高校の同級生、松坂選手と一緒の球団ですが

「高校を卒業する時に、『4年間大学でがんばって、4年後に絶対また一緒にやろう』と声を掛けてもらいました。それが実現できて幸せであると共に、またあいつの後ろで守りたいです」

──どんなバッターになりたいか

「松井選手やカブレラ選手のように、打率を残せて、ホームランも打てるバッターになりたいです」 入団発表を終え、選手達は憧れの西武ドーム内で写真撮影をした。その後の取材で後藤選手は「目標とするのは松井稼頭央選手。バッティングの柔らかさを教わりたい」と語った。また、プロの世界について「雲の上の存在、想像もつかない。W杯などでプロの選手とふれあう機会があったが、練習量や体力の差が凄くある。その分やりがいもある。また一からのスタート、練習あるのみ。開幕一軍を目指す」と厳しいプロの現実を認識していた。

 すでにプロとして前を見ている後藤選手だが、尊敬する人物は山中監督(法大野球部前監督)。「自分達は山中監督に教わった最後の世代。監督に教わったことをプロでも活かしていきたい」と語った。彼の野球人生において、大学野球はやはり大きなものだったようだ。そして法大野球部新主将・新里に対し「周りをよく見て、考えすぎずに視野を広く持つこと。辛いと思うが、がんばって欲しい」と後輩を気遣った。

 後藤の背番号は「6」。この番号は「昔、中西太という凄いバッターがいて、その選手にあやかった」という。中西太は野球殿堂入りを果たした大選手だ。その番号を背負うことになった後藤選手は自ら「後藤の歴史をつくる」と、プロへの意気込みを語った。

後藤武敏

1980年6月5日生まれ、22歳、静岡県出身、横浜高校―法政大学、176p・88s、内野手、右投げ右打ち。 高校3年時に松坂と共に春夏甲子園連覇を達成。大学2年春には東京六大学リーグ史上最速で三冠王に輝く。3年秋にW杯で全日本入りを果たす。大学通算8本塁打。

 

 


   

 

COPYRIGHT(C)法政大学新聞学会

このホームページにおける全ての掲載記事・写真の著作権は法政大学新聞学会に帰属します。

無断転載・流用は禁止します。

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送