新入団発表 記者会見

横浜ベイスターズ


 

 12月16日、横浜市内のホテルで、横浜ベイスターズの2002年新入団選手発表が行われた。法大からは、土居龍太郎投手(営・4)、河野友軌選手(営・4)、さらに平成12年度卒OBの北川利之選手(川崎製鉄水島)の3名が指名を受け、契約し、入団を発表した。法大出身選手のベイスターズ入団は、最近では4年前の矢野投手、福本選手に次ぐ。毎年のようにプロ選手を輩出している法大野球部。今年はOBも含め1球団3名の入団という快挙となった。会見場には、報道陣のほか、各選手の家族も招待され、真新しいユニホーム姿をお披露目した選手たちは、緊張した面持ちで、それぞれの思いを語った。

土井龍太郎投手 

 「法政大学から入団いたします、土居龍太郎です。自分のアピールするところは、強気で気持ちを全面に出したピッチングをしているところなので、そこを見てもらいたいと思います。来年の抱負としては、開幕1軍、そして1年間ローテーションに入れるようにしっかり頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします」

代表質問

──背番号「27」への思いは?

  「自分が付ける前に偉大な先輩方が付けられていた番号なので、頂けたということはとても光栄に思います」

──持ち球などで、やはりこれが自分の武器だというものは?

「やはりスライダーという武器が自分にとって一番なので、それをアピールしていきたいと思います」

河野友軌選手

 「法政大学から入団しました、河野友軌です。自分は走・攻・守のトータルバランスがよく、全てにおいて、レベルの高いプレイをできるということが、アピールできると思います。今後は捕手・外野手、そして内野手としても、1日でも多く横浜ベイスターズのユニホームを着て、プレイできることを目標として頑張ります。よろしくお願いします」

代表質問

──捕手・外野手・内野手とできるプレイヤーだが、自分の中ではどれが一番というのはあるか?

  「やはり今外野を長いことやっているので、外野には自信があります」

――背番号「00」は、自分で選択できたか?

「違います。頂いたものです」

――感想は?

「光栄に思います」

会見後の様子

 法大のエースとして、勝利に貢献し、4年間で法大を2度のリーグ優勝に導いた土居投手。ピンチに動じない「強気のピッチング」で、数々の接戦を勝ち抜いてきた。しかしそんな土居投手でも、記者会見では「心臓バクバク」だったようだ。実際には質問に詰まることなく答えていたのだが、土居投手いわく、「終わった後に」急に緊張してきたとか。山下監督から「即戦力として期待している」と言われた土居投手は、「先発にはこだわらない。とにかく1軍のローテーションに入って、それを崩さないようにしたい」とその強い意志を露わにした。 

 一方の河野選手は3年次に頭角を現し、法大のリードオフマンとして活躍。また4年次には捕手としてもスタメン出場を果たし、そのマルチな才能をアピールした。会見では「何が何だかわからなかった」と、こちらも緊張していたようだが、会見後にはホッとした表情を浮かべ、先輩の北川選手とじゃれ合う姿も見られた。目標の選手に、同じ背番号「00」である巨人の後藤選手をあげ、入団後も様々なポジションを守る意欲を見せた。そして、「開幕1軍、(ポジションは)どこでもいいから1試合でも多く、1軍の試合に出たい」と話した。

  各選手ともプロ入りという一つの目標を達成し、満足そうな表情を浮かべていたが、彼らの挑戦はこれからだ。山下監督の、そして新入団選手の「歴史の新しい1ページ」がここから始まる。

土居龍太郎 1981年1月11日生まれ。21歳。高知県・高知高校出身。 大学通算24勝、2度のベストナインに輝く。大学全日本入りも3回経験。2年次から活躍し始め、エースとしては法大を優勝へ2度導く。3年の夏には肘を壊し、手術をしたが、4年の春には見事に復活。昨年の春秋で9勝をマーク。大学通算防御率1・62。

河野友軌 1980年11月1日生まれ。22歳。埼玉県・狭山清陵高校出身。 非凡な野球センスの持ち主で、外野手のほか、捕手・内野手をもこなす。打者としては、法大のリードオフマンとして活躍。駿足を活かし、3年・4年の2年間で17盗塁、25打点を挙げ、世界選手権の代表入りも果たす。

 

 


   

 

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