開幕直前 春季展望


 

 いよいよ四月十二日、今年度の東京六大学リーグが開幕する。四季ぶりの優勝を目指してシーズンに臨む、今季の法大野球部の展望を占った。

 投手陣はエース土居(現横浜)の抜けた穴をどう埋めるかがかぎとなる。エース候補筆頭は、最も豊富な経験を持つ松本祥(法・四)。故障者が続出した一昨年の秋季リーグでは、九試合に登板しフル回転の活躍を見せるなど、実績十分だ。昨年はけがに悩まされ、現在も故障が心配されているが開幕には照準をあわせてくるだろう。江川卓氏から熱心な指導を受けた山下哲(文・四)も有力視されている。

 打撃陣は四番経験もある副将・佐々木(法・四)が主軸となり、打線を引っ張る。昨年攻撃の要となった後藤(現西武)、河野(現横浜)のような強打者が減り、長打力の低下は否めない。しかし、今季から法大が目指すのはディフェンス重視野球。確実な守備、走塁を徹底するために、主将として、また正捕手としてチームの中心となる新里(法・四)の活躍が不可欠となるだろう。普久原(法・三)の走攻守そろった活躍も期待される。

 昨年は大逆転劇を演じるなど、勢いを感じさせる試合もあったものの、春季三位、秋季四位と低迷した。チャンスを生かしきれない、精神面の弱さが出た法大。技術だけではなく、精神面の改革に意欲を燃やす金光新監督の下、生まれ変わった法大野球部の挑戦が始まる。

 新法大野球の軸となる主将・新里にチームの現状を聞いた。

 練習も寮生活も両方厳しくなって、選手自身も意識が高くなった。練習の長さだけでなく、内容も濃くなっている。(主将としては)個人はまったく関係なくチームが勝てるように頑張りたい。

 

 


   

 

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