東京六大学秋季リーグ戦で、昨季優勝の法大は立大と同率の二位に終わり、春秋連覇はならなかった。法大は十月に入ってから、対早大戦で勝ち点を落として優勝の可能性がなくなったが、続く対明大戦に連勝してリーグ戦を終えた。個人成績では法大の選手が上位を独占し、ベストナインにも三選手が選ばれた。

キャプテンの意地見せた

 十月二十二日に行われた対明大二回戦。一点を追う法大は九回、二死三塁から土壇場で同点に追いついた。  そして迎えた延長十回、二死二塁から首位打者・打点王の後藤が四球を選ぶ。続くバッターは四番の廣瀬。昨年の春には戦後九人目の三冠王を獲得。今年は主将としてチームを引っぱり、また日本代表としてシドニーオリンピックでもその姿を見せてくれた。そんな四年生の彼に、今まさに最高の場面で大学生活最後の打席が回ってきたのだ。 二球目。鋭く振り抜いたバットから打球が三塁手の横を抜けていく。サヨナラヒット。二塁近くまで走った彼に大喜びの選手らが集まる。歓喜に沸くグラウンドの中で、彼の四年間は有終の美を飾った。  試合後に彼は「あの場面は自分で決めようと思っていた。今日で終わってしまったと思うとさびしい」と語った。

廣瀬 広島を逆指名!

 そして彼はこのとき、プロ入りを表明し、広島東洋カープを逆指名することを明らかにした。来年からはプロというまた一つ大きな舞台へ進む。そこでもきっと彼のすばらしいプレーが見られることだろう。

 

 


  


 

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