八月二三日から二六日までボートの大学日本一を決める全日本大学選手権大会(インカレ)が戸田オリンピックボートコースで行われた。法大は男女あわせて五種目に出場し、その中で男子舵手なしフォアが三位入賞と健闘をみせた。

 参加校九五校と全国各地の大学のボート部にとってインカレは一年の中で最も大きな大会であり、どの大学もこの大会に照準を合わせてくる。 今年の法大ボート部は部員不足であり、四年生がいない。そのため出場種目が限られ、メインレースといわれる男子エイト種目には出場せず、その分、気持ちを他種目に集中し、今大会に臨んだ。 出場種目の中で決勝に進出し、優勝争いを演じたのが男子舵手なしフォアだった。二三日に行われた予選では危なげないレースを展開し難なく準決勝進出。二日後の準決勝でも二位を大きく離しての一位で見事決勝進出を決めた。 大会最終日に行われた決勝は前評判通りの実力校が顔を揃え、混戦模様が予想された。 緊張感の張り詰める中、決勝がスタート。「優勝を狙っていた」と、レース後にクルーの一員である諸星選手が語るように、法大は前半から積極的なレースを仕掛ける。幸先よく一キロ地点を一位で通過。しかし他校とほとんど差はなく、レースはまだ分からない。ボート競技の本当の勝負は後半戦である。後半、優勝争いは法大、日体大、明大の三校に絞られ、予想通り最後までレースはもつれた。終盤、疲れの見えた法大は、日体大、明大に逆転を許し、惜しくも三位でゴール。諸星選手は、「優勝の出来る力があっただけに、正直悔しい」と語ったが、「素晴らしいレースだった。少しミスがあったが、四年生がいない中で本当によくやってくれた」と山口監督は語り、クルーの健闘を称えた。一年生を含む法大クルーにとって、多くの大学が上級生中心のメンバーで臨んだフォア種目での三位は立派である。一年生にとっては、今後の大会に向けて大きな自信にもなった今大会だったであろう。 大会終了後、山口監督は、「来年は悲願であるインカレでの男子エイト種目の優勝を目指したい」と語った。大学ボート界における最高の栄誉として位置している男子エイト種目の優勝。悲願達成に向けて法大クルーの挑戦は絶えることはない。

その他の競技の結果 ・

男子 舵手付きフォア    準決勝敗退

舵手なしクォドルプル    予選敗退

女子 舵手なしペア    五位入賞

  ダブルスカル      準決勝敗退  

 

→ボート競技解説             

 

 


   

 

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